2020年1月の新型コロナウイルス感染症の国内発生以来、保健所は、都民からの電話対応、医療機関からの発生届の受理、感染者などへの聞き取り調査、入院・宿泊療養・自宅療養の調整、自宅療養者の健康観察といった業務を日々続けています。 今回のnoteでは、こうした保健所の状況を受け「都政の構造改革」の一環として取り組んできた「保健所業務のデジタル化」について、現場の保健所職員の声も交えながらご紹介します。 東京都内には、地域保健法に基づき、東京都が設置する6保健所(西多摩、南多摩、多摩立川、多摩府中、多摩小平、島しょ)、特別区がそれぞれ設置する23保健所、八王子市、町田市がそれぞれ設置する2保健所の合計31保健所があります。今回は、このうち東京都が設置する6保健所の取組についてご紹介します。 「第1波」「第2波」を受けて開始した、デジタルツールの導入による職場環境の改善 2020年の春に発生した最