LDAP システムを運用する上でディレクトリの複製を作成しておくことは高負荷時の負荷分散を行うにも信頼性の高い LDAP 環境を構築する上でも必要不可欠な条件です。しかしディレクトリの更新が日常的に行われるシステムでは、サービスを継続したまま更新内容を複製先に反映させる必要があるため、LDAPサーバと複製サーバ間の整合性をとることが非常に難しくなります。syncbackup は、このような環境でも高い信頼性をもった LDAP 環境を構築できるように LDAPクライアントから送られた更新要求を LDAP サーバと複製 LDAP サーバの両方に同時に書き込みを行う仕組みです。 この方式は、データベースの冗長化を行うためのLDAPに限らない基本的な仕組みです。LDAP以外の他のデータベースシステムではこの方式を同期レプリケーションと呼ぶことが多いのですが、LDAPでは「LDAP SYNC レプリ