日本独自のモノやサービスを海外に売り出す「クール・ジャパン戦略」が進む中、有名な日本人監督らがアニメーションの制作技術を教える専門学校が、来年秋にもアフリカのナイジェリアに開校する。手がけるのは日本の商社で、運営に日本人が関わるアニメ学校はアフリカで初めて。同社は、日本アニメの24時間無料放映も今年末に始める予定で、ナイジェリアを皮切りに、技術や作品の輸出を通じた日本アニメのアフリカ普及を目指す。 仕掛けるのは、貿易商社「太陽インダストリーアフリカ」(東京、伊藤政則社長)。日本アニメはあまりアフリカに浸透していないが、ナイジェリアの人口は約1億6000万人とアフリカで最も多く、経済成長が続き、受け入れる素地が広がると判断した。 具体的には、ナイジェリアの経済都市、ラゴスにある民放テレビ局が2014年10月に開設する放送学校にアニメのコースを設ける。講師選び、カリキュラムや教材作りを共同で行