マレー語版の漫画本「ウルトラマン」がマレーシア内務省により発禁処分を受けた。 理由はアッラーという言葉が使われていたため。ウルトラマンは日本の漫画に登場する人気ヒーローである。 「ウルトラマン―ザ・ウルトラパワー」というタイトルの漫画本では登場するあるキャラクターを「すべてのウルトラヒーローたちの中の最年長者、もしくは『神様』とみなされ、尊敬されている。」と描いていた。ここで神様という言葉は「アッラー」(訳注:イスラム教の唯一神)と翻訳されていた。漫画本を発禁にした政府当局はこう述べた。「子供たちがアッラーという言葉を目にすると混乱する可能性がある」。 マレーシアは国民の過半数をイスラム教徒が占める。イスラム教徒以外のものが神について語るのにアッラーという言葉を用いることを禁止する命令をめぐって現在論争が起こっている。この問題は今、最高裁判所で係争中である。 寄せられたコメントの大半は発禁