特集「検証!Amazon EC2」最終回は、EC2を日本から利用する際のボトルネックになりがちなネットワーク面に焦点を当てる。検証したのは、仮想マシン間の通信速度、日本から米国東西のEC2、および2010年4月にオープンしたばかりのシンガポールEC2にアクセスした際のTCPスループットである。太平洋や南シナ海を越える通信である以上、伝送遅延の影響からは逃れられない。 検証には、TCP/IPのスループットを計測する「iperf」を利用した。EC2に設置したサーバーでWebサーバーを構築する際の1ユーザー当たりのスループット計測を想定。プロトコルはTCPを使い、1セッションの実効速度を調べた。測定対象としたのは、LANが仮想マシン間、WANがEC2と国内クライアント間のトラフィックである。クライアントのOSとしてはWindows XP(Service Pack 3)を使用した。EC2仮想マシン
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