銀行からカネが借りられないけどカネがほしいとき、ベンチャー企業はどうすればいいだろうか。誰でも真っ先に思いつくのはベンチャーキャピタルだろう。クローズアップ現代が取り上げた横浜市の半導体関連ベンチャー会社Aも、ベンチャーキャピタルBに投資を求めてやってきた。 「次世代の高精密な設備投資もやっていかないと…」と、A社長は技術開発のための投資を要望。しかし、Bの返事は芳しいものではない。といって、必ずしもAを評価してないわけでもないようだ。BはこれまでにもAに投資してきた。ひょっとしたら、投資したくても、そもそも元手が乏しいのかもしれない。 「本当は日本の投資家からお金を入れたい。日本はお金がたくさんあるはず。金融資産1400兆円はどこにいってるんだ」とB社長は嘆く。 台湾に資金集めツアー 番組が紹介するところの統計的に見ても、06年度には3000億円近かったベンチャーキャピタルの国内投資額が