1 :@@@ハリケーン@@@φ ★:2012/02/19(日) 22:02:13.59 ID:??? アゴラ読書塾のテーマは「日本人とは何か」。そのテキストとして「日本的経営」の本を いろいろ読み直してみたが、かつて世界中にあふれた「日本的経営バンザイ」のビジネス 本は、今となってはとても読むに堪えない。本書は、その錯覚の系譜ともいうべきダイジ ェストだ。 日本的経営の特徴は、1958年に書かれたアベグレンの『日本の経営』に尽きている。ここ で「三種の神器」とされた終身雇用・年功序列・企業内組合は、60年代までは「封建遺制 」として批判の的だった。 しかし70年代の石油危機で、日本車がアメリカで売れ始めたころから評価が逆転し、アメ リカの「短期的経営」より日本の「長期的経営」のほうがすぐれている、という話になっ た。それを最初にかつぎ回ったのは、1979年の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』