ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に、興味深い記事があった。原発の下請け作業員の月収は20万円ほどで、サラリーマンの平均29万円より低いのだという。ちなみに、社員平均年収800万円の東電なら50万円前後に上るはずだ。 一方、リビアのカダフィ派は、最大で日給2000ドル(約16万4000円)でアフリカ諸国から傭兵を募集しているそうだ。戦場というリスクに加え、カダフィ派が敗れれば独裁者の走狗として処罰されるリスクもあるわけで、日給が高騰するのは当然だろう。 同じ危険の伴う仕事にもかかわらず、原発と戦場でこれほど処遇の違う理由は何だろうか。 >>29歳の働く君へ・記事一覧 日本を支える「声の小さな人たち」の頑張り 当たり前の話だが、世の中のあらゆる事業には予算がある。原発を作るのにも軍隊を作るのにも予算があって、その中に人件費も含まれる。 あとは、業務内容に応じて仕事に値札をつけ、人を雇うだ