スタッフの平均年齢が70才を越えているのは知っていた。ウチの会社で食事提供を受託している、とある老人ホーム(大型)の厨房スタッフのことだ。最年少で64才。ホームの利用者と変わらない。代理の長として(半年前に事業の長が病で倒れた)現場を訪れて、食事提供の様子を観察してみると、ユニフォームがなければ、どちらが入居者かわからない。スタッフはよくやってくれていて、感謝しかないが、数年後を考えると頭が痛くなる。すでに、スタッフ高齢化の影響は出始めている。人員は常にギリギリで、体調不良等でシフトに穴が開くことが増えている。 世の中は人不足で、募集をかけても反応は鈍い。元々、老人ホームの厨房は人が集まりにくい傾向があって、直近の当老人ホームの募集は相当の費用をかけたが反応はゼロであった。働き方改革といわれるように全体的に就業条件が向上している、失業率も改善している、よろしくない仕事は選ばれずに淘汰されて