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画素の一つひとつを微小なLEDに置き換えたマイクロLEDがディスプレーを一変させる。鮮明な映像を壁や机に表示したり、目の前の空間に浮かべたりできる。「ディスプレー=映像を表示するパネル」という“常識”は過去のものになる。 (日経ビジネス2018年2月12日号より転載) 1990年代に始まったブラウン管からフラットパネルへの転換。この結果、ディスプレーは薄型・軽量になり、ノートパソコンの誕生やスマートフォンの発展につながった。また、ブラウン管では限界があったテレビの大画面・高精細化を実現可能にした。 それ以来、30年ぶりの革新がディスプレー技術に起こる。「パネルに映像を表示するのがディスプレー」。そんな“常識”が覆る。パネルを使わずに、映像を身の回りの壁や机に表示したり、目の前の空間に浮かべたりすることが手軽にできるようになるからだ。 これを実現するのが「マイクロLED」と呼ばれる10マイク
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