英コンサルタント会社のヘンリー&パートナーズは10日、毎年恒例の「パスポートインデックス」を発表した。どの国や地域のパスポートがビザなしで訪問できる場所が多いかを順位付けしたもので、日本は5年連続で1位になった。 この指標は、国際航空運送協会(IATA)のデータに基づき、199カ国・地域のパスポートを比較したもの。日本のパスポートを持っていれば、事前にビザを取得しなくても、世界227都市のうち193都市に行けるという。 2位は韓国とシンガポールの192都市で、次いでドイツとスペインの190都市。最下位はアフガニスタンの27都市だった。 同社のクリスチャン・H・カエリン代表は「広がり続ける経済的不平等、貧富の格差について洞察を与えるものだ」と指摘する。日本のパスポートで訪問できる都市がある国・地域のGDP(国内総生産)は世界全体の計98%に及ぶが、アフガニスタンの場合は1%未満という。 ロシ