2月10日発売の『文藝春秋』で報じた自民党京都府連の選挙買収問題が一向に収束する気配を見せない。記事では、自民党候補者が選挙区内の府議・市議に50万円を配るという選挙買収の実態を明らかにした。また京都府連の元事務局長が作成した《引継書》を公開。ここで【選挙区支部(国会議員)】→【京都府連】→【府議・市議】という50万円配布のスキームが「マネーロンダリング(資金洗浄)」と記されていたことも報じた。 2月14日の衆院予算委員会では、二之湯智・国家公安委員長(参院京都選挙区)が野党から激しく追及を受けた。二之湯大臣は選挙買収を否定しながらも、「(960万円は)私の思いで寄付をさせていただいた」と曖昧な答弁を繰り返し、国会が紛糾する事態となった。