全固体電池は、電池を構成する正極材、負極材、電解質のうち、通常は液体の電解質に固体材料を使うため、液漏れなどの心配がなく、安全性や形状の自由度が高まる。繰り返し充電しても劣化が少なく、高容量・小型化など電池の基本性能を劇的に高められることから、実用化すれば自動車業界の勢力図を塗り替える「ゲームチェンジャー」になる技術とされる。 トヨタは、全固体電池の素材など詳細は明らかにしていないが、航続距離は、販売中のEV専用車「bZ4X」に搭載しているリチウムイオン電池の約500キロに対し約3倍、充電時間は約3分の1の約10分の性能を見込んでいる。 関連記事 なぜヘッドライトがまぶしく感じるクルマが増えているのか 夜間、クルマを走らせていて、対向車や後続車のヘッドライトがまぶしく感じることがある。その原因はどこにあるのか。大きくわけて3つあって……。 なぜSUVは売れているのか 「しばらく人気が続く」