来年3月14日に北陸新幹線が開業するのを前に、東京と石川、富山両県を結ぶ路線が重なるJRと全日本空輸の値引き合戦が早くも過熱している。全日空の値下げ発表にJR東日本が22日、ネット予約専用の割引運賃で対抗すると、24日には全日空が再び値下げを打ち出した。 北陸新幹線の通常料金は東京―富山が1万2730円、東京―金沢が1万4120円。新幹線開業後の運賃について、全日空は羽田―富山、羽田―小松(石川県)の前日まで買える割引運賃のうち最も安いものを、新幹線より20~30円安くすると11月に発表した。すると、JR東はネットから予約すれば、全日空より1250~1400円安くすることを決めた。 これに対し、全日空は羽田―富山の前日までの割引運賃の最安値を、新幹線のネット割引より450円安い1万1千円に、羽田―小松は同200円高い1万2900円に再び引き下げると発表した。新幹線の通常料金と比べると、それ