『マルコムX』(マルコム エックス、英語: Malcolm X)は、1992年製作・公開のアメリカ合衆国の映画である。スパイク・リー監督。製作はマーヴィン・ワース、スパイク・リー。主演はデンゼル・ワシントン。 マルコムXが亡くなる2年前から緊密に連絡を取り合った上で執筆されたアレックス・ヘイリーとマルコム・X共著の『マルコムX自伝』をベースにしている。アレックス・ヘイリーはこの映画の製作に関わり、誰よりも完成を心待ちにしていたが完成目前に急逝している。 脚色したのは、ジェームズ・ボールドウィンらであり、映画製作が難航している間に彼の名義でシナリオが書籍化されたこともある。その後もこのシナリオはさまざまなライターの手を渡り、その中にはデヴィッド・マメットもいた。本作の映画化にあたり、初期のシナリオを使うことになったが、ボールドウィンの遺族の要望で、彼の名は伏せられた。 書籍化されたボールドウ