品質やサイズによって分けられる農産物の「規格」。 果たして規格は消費者や生産者にとってどれほど必要なものなのでしょうか。 規格は本当に重要なものなのでしょうか。 SNSで少し話題になっていたので、僭越ながら私見の述懐を試みます。 前提 最初に留意しておかなければならないのは、規格というルールの恩恵を消費者が受けているいないに関わらず、彼らは基本的に「より安く、かつ良いモノ」を購買するということだと思います。生産者である私自身も、品質が同じならばより安いものを選びます。 さて、実際のところ。消費者は農産物の「規格」の重要性など知ったことではありません。今般の規格外ビジネスの跋扈によって、規格の内外があるという概念程度は認識していても、規格を決定する具体的なルール等について知る一般の方は皆無と言っても良いでしょう。 消費者は規格なんて気にしていない!ではなく、そもそも規格なんて知る機会がないの