セレッソ大阪のエースに託される背番号「8」が、当面は欠番状態となることが明らかになった。昨シーズンから「8」を背負っていたFW柿谷曜一朗が、ワールドカップ・ブラジル大会による中断期間中にスイス・スーパーリーグの強豪バーゼルへ完全移籍。昨シーズンのJリーグ新人王を獲得し、4月に行われた日本代表候補合宿にも招集された19歳のFW南野拓実に来シーズンから託されるでは、との見方をセレッソ大阪の岡野雅夫社長は言下に否定した。「冗談じゃない。そんなに簡単な背番号ではない。南野はまだ何も残していない。ふさわしい人間が出てくるまで、8番は空けておきます」。 セレッソにおいて、背番号「8」は次のように定義されている。「攻撃の中心となる日本人選手が背負う」。折り返しを迎えた今シーズンのJ1で、南野は16試合に出場して無得点が続いている。一方で試合中に自制心を失い、ラフプレーを犯した末に一発退場となったケースが