ゲーム 将棋 <藤井聡太王将に挑戦>羽生善治52歳に聞いた、“人生初負け越し”の昨季は「実験の1年」だったのか?「リスクを取らないと長期的にはいい形にならない」
1994年に、日本人として史上2人目の世界チャンピオンになった佐藤有香氏。現在はコーチとして、米国デトロイトを拠点に活躍している。全米選手権にコーチとして来ていた彼女に、現在の女子について、フィギュア全般について語ってもらった。 「このスポーツの進化のスピードがあまりにも速くて、自分自身追い付いていけていないという感じです。女子の選手たちが4回転や3アクセルを日常的に練習するようになった。本当にすごい時代になったと感心しています」 佐藤氏が世界タイトルを手にしてから、28年。その変化を振り返り、まずそう口火を切った。 ロシア女子がとびぬけている理由 ここ数年で急激にジャンプ技術が進化したが、女子ではロシアが他を圧しているのが現状だ。その理由は何なのだろうか。そう聞くと、佐藤氏は「日常の練習を見ずには何とも言えませんけれど……」と前置きをして、こう語り始めた。 「旧ソビエトの時代に選手だった
中学で帰宅部の人気が伸びている背景を調べてみると、現在のスポーツ部活が抱える様々な問題が見えてきた。では高校生の部活ではどうなのか? そしてそれらの問題を解決するカギはあるのか?(全2回/前編へ) 高校生でも帰宅部(約20%)が増加中 中学と比べ、高校の部活は甲子園などを始め、規模も注目度もケタ違いだ。大学スポーツと比べても、メディアでの扱いやファンの多さで引けを取らない。 しかし、帰宅部が増加しているのは高校も同様である。高校2年生に対する調査では「部活に無所属」と回答した生徒は平成26年度は19.0%、平成28年度は20.3%と増加している(国立青少年教育振興機構調査)。直近の調査はないが、中学同様に増加傾向にあると考えていいだろう。 実際、20年以上のキャリアを誇る福島県のベテラン高校教師も生徒たちの変化を感じている。 「昔より帰宅部が増えた印象は確実にありますね。私の担任する学年の
女性アスリートの撮影被害や画像拡散などの問題に焦点があてられるようになった。 陸上競技も、問題視される競技のひとつだ。 主に短距離やハードル、走幅跳や走高跳などの女性アスリートが着用している、上下が分離したタイプのユニフォーム、いわゆる「セパレート型」のユニフォーム姿が撮影の標的とされてきた。 全国大会で活躍するレベルにある選手は、今ではたいがいセパレート型を着用している。学生でも多くの選手がこのタイプのユニフォームを選ぶ。スタンダードと言っていいだろう。 肌が出ている割合が多いがゆえに、撮影の被害を受けてきた。でもセパレート型を着用するのには、競技上の根拠がある。 もともとはセパレートのユニフォームはなかった セパレート型のユニフォームはもともとあったものではない。昔はランニングシャツにランニングパンツが主流であった。 最初にセパレートタイプを着用した選手が具体的に誰かははっきりしないが
2019年の日本は、毎週末のようにどこかでeスポーツの大会が開かれる国になった。 世界じゅうの大会もリアルタイム配信が定番なので、複数のタイトルを追いかける生活をしていると、土日が両方フリーになることはほとんどないような状況だ。 そんな日本のeスポーツシーンにおいて、最も重要な大会は何か。 そう聞かれたら、いろいろな考え方があるのは承知の上で「LJL」と答えることにしている。 LJLとは、ゲーム『League of Legends』の日本リーグ。9月16日に行われた決勝戦はアリーナ立川立飛で開催され、3000人収容のアリーナが超満員、オンラインでは数万人のファンが熱戦を見つめた。 では、なぜLJLが重要な大会か。キーワードは「継続性」である。 1年を通じて、そして7年に渡って。 継続性の意味は2つある。 1つは、リーグが8つのチームを抱え、春と夏の2つのシーズン、1チームあたり42試合のリ
eスポーツという言葉を、一般のニュースでもよく見かけるようになった。 だいたい、こんなキーワードと一緒に登場していることが多い。 賞金28億円、トップ選手の年俸は1億円超え、世界の競技人口は1億人、大企業や有名アスリートがスポンサーとして参入……などなど。 これらは要するに「お金」の話である。もう少し正確に言えば、「市場規模」についての情報を示す言葉たちだ。 ゲームの楽しさや選手の個性という話を飛ばしてお金の話ばかりが広がっていく現状は、eスポーツを取材する人間としても1プレーヤーとしてもお腹いっぱいだと感じている。 思い起こせばeスポーツという言葉への反応は、ゲームメディアを除けば経済メディアがもっとも早かった。それはつまりeスポーツという「新興市場」が成長しており、ビジネスチャンスがありそうな業界だ、という文脈でニュースバリューを持ったからだろう。 しかしちょっと考えてほしいのは、たと
その反応からは、日本高野連にとっても寝耳に水の話ではないことが読み取れた。 「8回の盗塁、あったねぇ」 大量得点差における試合の進め方について、筆者が聞いた時だ。 実は国際大会において、日本代表の戦い方はあまり好意的に捉えられていない。その問題について尋ねたところ、冒頭のような返答をもらったのだ。 このほど閉幕した第90回選抜高校野球大会は、大阪桐蔭が連覇を果たした。 今大会は点の取りあいになった試合が多く、年明けからの仕上がりに差が出るセンバツらしく、大差がつく試合もいくつかあった。大阪桐蔭は花巻東に19-0で勝利している。昨年の大会でも、報徳学園が21得点を挙げた試合があった。 そんな大差の時に問題になるのが、試合の進め方だ。 甲子園ではどれだけ点差があっても手を抜かないことが相手への礼儀だとされるが、そこまで相手を痛めつける必要があるのか、という視点もありうるものだ。 こんなことをテ
たった10人の部員が躍動する姿に、見ていた人の多くが感動を覚えたに違いない。 センバツ5日目の第3試合に、21世紀枠で出場の不来方(岩手)が登場した。静岡に3-12で敗れたものの、今年のWBCメンバー・増井浩俊を生んだ強豪校に対して、真っ向から挑んだ姿を称賛する声は多かった。 強豪を相手に臆することなくフルスイングを心掛け、9安打を放ち3得点を奪った。送りバントを多用せず、果敢に攻めていった姿勢は評価されるべきだろう。1点を先制した後は劣勢になって12失点を喫したが、彼らの戦いぶりは勇ましかった。 部員10人の挑戦には、勝敗だけでは片づけられないものがあったのだ。 しかし、彼らの挑戦が伝えたメッセージは感動だけではなかった。10人の部員しかいない高校が甲子園に出場した。このことは何を意味しているのか――。 「部員10人」と聞けば、生徒の少ない学校で数少ない部員を集めて努力し、21世紀枠の代
2014年10月19日、ソウルワールドカップスタジアム。 日韓W杯の開会式が行われたアジア最大のサッカースタジアムはその日、ある“競技”に熱狂する人々によって埋め尽くされていた。 アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、南米、そして日本など世界中から詰め掛けた4万人の視線の先にいるのは、2チームに分かれた10人の選手たち。 彼らが向かっているのはPC。操作しているのはマウスとキーボード。 そう、彼らが熱狂する競技とは「ゲーム」。 この日行われていたのは「League of Legends」(以下LoL)という、世界で最も多くのプレーヤーを持つPCゲームの世界大会なのだ。 最寄駅を降りた瞬間から、そこはまさに野外フェス状態。スタジアムまでの道には所狭しとブースが建てられ、ファンアート、コスプレ、グッズ販売などでにぎわい、特設ステージでは、絶え間なくイベントが行なわれていた。 大会のオープニングセレ
若くして日本の卓球界を担う稀代の天才プレーヤーは、 ある世界的な“不正行為”の犠牲となり、苦しんできた。 違法な用具を使うことなく、ただ、フェアな条件で戦いたい。 卓球という競技の未来のため、選手生命を賭け、問題提起する。 日の丸を背負って北京、ロンドンと2度の五輪を戦った水谷隼。 Number815号に掲載された勇気ある告発を全文公開します。 僕はこれから、選手生命をかけて卓球界に横行している不正行為と戦っていきたいと思っています。もちろん、アンフェアな状況への憤りがあるからですが、それだけが理由ではありません。このまま不正行為を放置すれば、卓球というスポーツの未来にも暗い影を落としていくという危惧が心の底にあるからです。 「補助剤」をラバーの裏側に塗ることで、大きく変わる打球の質。 卓球をしている人なら「補助剤」、英語で「ブースター」と呼ばれる液体のことは聞いたことがあると思います。そ
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