急性アルコール中毒とは、短時間に多量のアルコールを摂取することによって生ずる中毒で、命に関わることがあります。東京消防庁が「急性アルコール中毒」で救急搬送した人数を月別で見ると、12月が1955人で最多でした。 また、過去5年の搬送人数は増加していて、昨年1年間で1万7755人を数えました。男女別で見ると、昨年は女性が37%にのぼり、女性の比率が上がっています。年代別では20代が約半数を占めています。 「最近の若い人はアルコール離れをしているといいますが、酔いつぶれて救急車で搬送される人は年々増えているのが現状です」(東京消防庁広報課) 人によって違いますが、一般的にはアルコールの血中濃度が0.05%なら「ほろ酔い」で楽しく飲酒できます。日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ウィスキーならダブル1杯程度です。 それを超えると、血中濃度0.1%で酩酊期(まっすぐに歩けないなど)、0.3%で泥酔