4者協議は、実務者による協議で合意した4つの項目を了承しました。 1つめは、「会場変更の権限はIOCにあること」。 2つめは「マラソン・競歩の会場が札幌に変更された際に発生する新たな経費は、東京都に負担させないこと」。 3つめは「すでに東京都・組織委員会が支出したマラソン・競歩に関連する経費については、精査・検証の上、東京都において別の目的に活用できないものは、東京都に負担させないこと」。 4つめは「マラソン・競歩以外の競技について、今後、会場を変更しないこと」です。 IOCがみずから主導していわば“トップダウン”の形でマラソン・競歩の会場の札幌移転を推し進めた背景にはオリンピックの価値を守ることに加え来年7月の本番を見据えたギリギリのタイミングという事情がありました。 9月27日からおよそ2週間にわたって中東カタールのドーハで行われた陸上の世界選手権では気温が30度を超え湿度も70%を上