デイトレードで失敗し、一文無しになったことがきっかけだった。暴落する持ち株のチャートを眺め、ふと思いついたという。「これを芸能人でやれば面白いのでは」と。 芸能人名の検索ヒット数を株価に見立て、その変化を実際の株価のようにトラッキングできる「芸能証券」は、こんな風に生まれた。作った理由をあえて言うなら「暇だったから」。このサイトに将来、10以上のIT企業が飛びつき、実際にビジネスになるなど、構築した2004年11月当時は想像もしなかった。 「普通の会社なら企画書段階ではじかれるようなサイトだが、作ってしまったことに意味がある」――構築したカリン・パートナーズ代表取締役間辺覚さんはこう話す。元SEの腕と、デイトレードで蓄えた株の知識が生きた。 芸能証券の市場は5種類。一般認知度の高い芸能人向け「芸証1部」「同2部」、成長途上銘柄などを集めた「GASDAQ」、お笑い芸人銘柄専用の「芸証ペガサス
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