わたし、家の近所に友達がいないんですね。 引っ越してきた町なので。 だから、しゃべるのって、 マッサージ屋のお姉さんか、 近所のお洋服屋のお姉さんなんですよ。
テストを走ってガレージに戻ってくると、 みんなが作業していても ほんと、すぐに寝ちゃいそうになるんです。 エンジンは暖かいし、座り心地はいいし。
さて、愛書家の話を続けましょう。 1980年代のヨーロッパで また別のタイプのビューティフル・ブックが 現代の愛書家たちにより 再評価、再発掘されはじめます。
そんなにキレイな失敗談と言えるかどうか わからないんですけど‥‥。 これも、さんまさんの番組で 『心はロンリー気持ちは「…」』 という、三宅さん演出の 伝説的なドラマシリーズがあるんですね。
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 金で買えないものなどのこと。 2010-01-04 モノについてでも、 いわゆる「サービス」についてでも、 だいたいは、お金で買えると思われている。 そう思われているからこそ、 「なんでも買えるお金」というものの価値が 安定して認められているわけだよな。 しかし、ぼくらは、 うすうすであれ、自信なさそうにであれ、 お金で買えないモノや、サービスがあることも、 実は知っているよ。 人は、だれにでも、 お金さえくれれば同じことをしてやる、 とはかぎらないものでさ。 「それは不公平だ」と言う人が、 すぐにでも出てきそうだから、 もうちょっとていねいに言おうかね。 たとえば、 おかあさんが、赤ちゃんにおっぱいを飲ませている。 「1万円で、それを吸わせ
糸井さんが生み出すもののなかには、 当然、そのときの思いや時代の空気、 自分の根っこに近いものなんかが 込められていると思うんですけど、 『MOTHER』のように、 一個のパッケージにぎゅうぎゅうと 詰まっているものは特殊ですか? 特殊ですね。純粋に、書いた分量や考えた分量が 圧倒的に多いですからねぇ・・・。 ゲームって、すぐにできあがるものじゃないから 我慢が要るんですよ。 それは、子育てもそうだし、スポーツのチームとか、 バンドとか、会社やっていくのもそうなんだけど。 もともと、 ぼくのコピーライターという職業というのは、 「みじかいことばの仕事」が多いんですね。 考える時間とかは長かったりするんだけど、 いざ最後の大仕事というのは、 瞬間のひらめきが重要だったんです。 結論にあたる部分だけが空欄になった企画書の、 最後のその空欄を埋めるような仕事ですから。 ゲームはそうじゃないですよ
一介のサラリーマン、田中宏和さんが 感心して探求する感心なページであった 「感心力がビジネスを変える!」は いつしか正月に趣味である同姓同名探しの報告と 年賀状を公開するページになりつつありました。 「いっそ、本当にそういうページにしてみたら?」 ということで、URLはそのままで タイトルを改めることになりました。 正月以外にももちろん更新いたしますが このページをたまたまご覧になった方で 「田中宏和」という名前にピンと来たら まずは観測所にご一報をお願いいたします。 「感心力がビジネスを変える!」の バックナンバーはこちらから。 2024年の年賀状 あけましておめでとうございます。 思えばちょうど1年前の元旦は、 前年の10月に達成した178人の同姓同名の最大の集まり、 ギネス世界記録の余韻に浸っていたのでした。 しばらくタナカヒロカズたちで 世界一の座で安泰なのかな、と。 しかし、そう
オレはね、まぁ、ないと思うんだ。 だって、焼いちゃったら、灰だしね。 だから、死んだあとになにかが残るっていうのは、 生きてる人たちが考えた 理屈なんじゃないかって思うんだよね。
また、一年が経ちました。 去年の6月6日は、創刊10周年記念で、 いかにもめでたい感じがあったのですが、 今年は創刊11周年というわけで、 これまたいかにも、なんでもない感じです。 なんでもなさそうな時に起こっていることが、 ほんとに大事だということを、ぼくらは知っています。 植物でいえば、枝が伸びたり、葉が繁ったり、 花が咲いたり、実がなったりするのは、 ちっともなんでもないことじゃないのですが、 すべての時に、土の中では根が張り続けています。 そして、水や栄養を吸収しています。 比喩として、よく、根を張ることについて語られます。 根を張っていることは、基本的な体力の喩えになります。 花瓶の花もいいのですが、 それは、ゆるやかに死んでいくものの美しさです。 土に根を張っている花は、 そこに生き続ける希望を抱えています。 枯れたように見える樹木でも、 まだ土の中で根が生きているなら、 まだ
かつては夢や幻に彩られていた イタリアのカルチョ・メルカートですが、 今や「おとぎ話」は、そこにはありません。 ひとつのシャツ、ひとつの街、 ひとりの会長に対する熱い想いは、 過去のものになってしまったのでしょうか。 金や富のために移籍が行われています。 愛は、どこかに行ってしまったのでしょうか。 イタリアのサッカー界は何かが変わりました。 インテルやACミランやユヴェントスに チャンピオンたちが集まってきた数年前とくらべ、 何かが大きく変わりました。 いまや、イタリア人たちは、 買う立場から売る立場になりつつあります。 去る1月、マンチェスター・シティーが、 カカ移籍のために1億1千万ユーロを ACミランに提示しましたが、 その時、カカはノーと言いました。 手にACミランの赤黒シャツを持ちながら、 自宅のバルコニーに立ち、 テレビのカメラに向かって、 はっきりとそう言ったのです。 バルコ
ほぼ日刊イトイ新聞の 創刊11周年記念企画「イべんとう」。 47名でお弁当を、買って、食べて、語り合い、 47個のお弁当の内容をつまびらかに紹介する。 前代未聞のこの企画は、 予想を超える反響をいただきながら まさにいま、つつがなく終了しようとしています。 最終回。 ここはやはり、発案者である糸井重里に、 企画全体の「まとめ」をしてもらいましょう。 発案者の狙いは、その狙い通りの展開になったのか‥‥? よろこんでましたよね、乗組員のみんなが。 「イべんとう」という、まあ、 ネーミングについては、さておき、 これを「やる前」「やってる最中」「やったあと」 「原稿作り」「デザイン」「更新」「反響のメールを読む」 ずーっと一貫して、よろこんでますよね? 悲しんでる人は、いないですよね? まずはとにかく、 そういうことがやりたかったわけで。 ぼくら、レストランにみんなで食べにいくのは 何度かやって
「もう充分だ」と、彼は言いました。 パオロ・マルディーニ、40歳。 彼がいなくなれば、イタリアサッカーのみならず、 サッカーそのものも、 今までとは違ってくるでしょう──。 マルディーニが、 サッカーフィールドに、シャツの汗に、 更衣室に染み付いた消毒液の匂いに、 数々の絶食や犠牲など、25年間にわたって 彼を常に若々しく保っていたものたちに、 別れを告げました。 比類無きチャンピオンのひとりであり、 永遠にその名を残すであろう偉大な選手、 マルディーニの引退。 しかし、それは、そうすんなりとは行きませんでした。 先週の水曜日、 ローマのオリンピコ競技場で、 UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝戦が行われました。 その時、マンチェスターUを下して勝利した バルセロナのグアルディオラ監督は、 ヨーロッパで最も価値ある優勝の 銀のカップを掲げながら、 こう言って人々を驚かせました。 「この勝利を
インテルの通算17個めのスクデットを祝う祭典が行われ、 ミラノの街は機能停止状態になる騒ぎでした。 永遠のライバルの勝利がお気に召すはずのない ACミランの会長でもあるベルルスコーニ首相を尻目に、 インテルのモラッティ会長は、 彼のチームのモウリーニョ監督へのプレゼントとして、 すぐに3人の選手を買い与えました。 どうせモラッティには、 お金が足りないなんてことはないのでしょう。 彼は、ジェノアからミリトとティアゴ・モッタを 4千万ユーロほどで、それから、 ヨーロッパでとても期待されている チームのひとつであるトゥエンテ(オランダ)から、 若いアルナウトヴィッチを、買い受けました。 それでもなお、インテルは、 来期のスタートに不安をいだいています。 バロン・ドールをねらっているイブラヒモヴィッチが、 ヨーロッパでもっと活躍しているチームへ 移りたがっているようなのです。 スクデット獲得の祝
きょうは、アドリアーノ選手について、 残念なことを書かなければなりません。 アドリアーノの、 おとぎ話のようなサクセスストーリーは、 ハッピーエンドにはなりませんでした。 古代ローマ時代のアドリアーノは、 偉大な皇帝のひとりですが、 2001年に19歳のブラジル人が インテルでデビューするや、 そのアドリアーノという前向きな印象の名前から、 すぐに、Imperatore(皇帝)と呼ばれるようになります。 サッカー選手として 凄まじいほどに素晴らしかった彼は、 世界に冠たるブラジル代表や インテルのティフォーゾたちのアイドルとして、 全てのサッカーファンたちに夢を見させ、 またたくまに、過去の偉大な有名選手たちと 並び称されるようになりました。 そのアドリアーノが、今や、 埃にまみれてキャリアを終えようとしています。 彼の堂々とした彫像のような肉体も、 アルコールの悪影響に耐えられず、 彼の
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