「30日でできる!OS自作入門」という本をご存知だろうか。 ゼロから始めて,マルチタスク,マルチウインドウの独自OSをわずか30日間で作り上げようという意欲的な内容だ。第1版の発行が今年の2月28日。それが数カ月ほどの間で第6版まで版を重ねている。この手の本としてはかなりの売れ行きではないだろうか。マルチメディア処理がいろいろなデジタル機器に要求されるようになって,従来の小さなモニター的なモジュールから,もう少し本格的なOSに関心が高まっているのかもしれない。 OSビジネスは30日ではできない 自社の機器に使う簡単なOSや,大学での勉強用ならOS開発も簡単だ。これがOSビジネスとなると話は難しい。とても30日間でできるものではない。 現在,OS事業で十分な利益を上げているのはマイクロソフトだけだろう。サン・マイクロシステムズのSolarisはフリーになってしまったし,一時は次期Macint
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