岐阜経済大学経済学部の卒業論文発表会が7日、大垣市北方町の同大であり、今春に卒業予定の学生75人が4年間の集大成となる研究成果を発表した。 7教室に分かれて開始。学生一人一人が指導教員ら2人の教員と学生の前で「欧州と日本の経済危機」「日本の原発と電力問題」などの研究テーマに沿って10分の制限時間で、データを交えて発表した。その後、教員や学生たちの「ギリシャ問題がなぜEU(欧州連合)にまで拡大したのか」などの質問に答えていた。 発表会は審査会も兼ねており、指導教員ら2人の教員が、内容や論点などについて評価基準に基づいて審査。単位が認定された卒業論文は「演習論文集」として発刊、卒業式に手渡されるほか、大学図書館にも保管される。 発表会は、発表したり、質問に答えることで研究テーマをさらに深め、思考力や表現力を高めるのが狙い。社会科学系の大学では珍しい取り組みという。【子林光和】