ジョンスノウが「いや、それはできない。俺には守るべき誓いがある」ってしかめっ面で渋〜く言って、ストイックかつ謙虚に固辞しつつ待望されてリーダーに祭り上げられる展開、前も見たけど今回はかなーり薄っぺらくないか?! こっちの大陸に来て以来、デナーリスは輝きを失った。それは作中でも本人が言っている通り。ただし、その焦燥感や恋人の出自を知ったショック、ドラゴンや身近な人の死、裏切りのダメージは視聴者には客観的事実としてしか伝わってこず、デナーリスの心情はよく分からない。 そこでいきなりのご乱行に、今まで心情フォーカスがデナーリスから離れていた流れが一気に「分不相応な力を持った小娘が暴走した」っていう解釈に傾いてしまう。 デナーリスは良き統治者であろうとしてきたけど、親しみやすさとか面倒見の良さとか優しさという女性的な側面を押し出してで売ってきたわけではない。カリスマ性と武力でのし上がった、女性的で