プランタン出版から2月の12日にデビューしまして、もうじき一か月が経とうとしている。月日が過ぎるのは早いです。 自分の作品について、今まで一度も話していなかったので、デビュー作品で初記事にするのは記念としてもちょうどいいのかもしれない。 『八月三日』は実直な介護士一ノ瀬優と、重い記憶障害を抱えた青年白崎和人の物語。 ド頭、タイムスリップ先から始まるファンタジーです。 この時点で物語のあらすじはだいたい把握できると思いますが、書きたかった内容は「幸せになれたね」「よかったね」という結末ではありません。 この物語で書いたのは「人と人との繋がりであり、想い」です。 そこを是非読んでいただきたい。 奇跡はただ与えられるものではなく、過去と未来。そして、現代の二人が共に想いを重ね自らが引き起こし招いた奇跡であり、勝ち取った未来なのです。 優しくて、強くて、ひた向きな二人の愛情物語です。 見どころは、