世界はきっともっと明るいものなんだと思う - 群青アンビバレンス神様がさ、「光あれ」って言いながら自分の前髪切ってたら少しおもしろくない？ 春の陽気につられて部屋を出る。特に目的があるわけでもないので財布だけ鞄に放り込んだ。 すこし電車に揺られて街に出る。ぱっとみ学生が多い。もう春休みなのだろうか。学生時代、友人も少なかったので長期休暇は大抵家で一日中寝ていたの身からすればとてもまぶしい。 特に目的を決めずに外に出るとだいたい本屋に足が向かう。数冊、気になるものを軽く流して電子書籍で後日買うようにタイトルをメモする。本棚を撤去してしまったのであまり紙の本を置くスペースがない。ページをめくるのがとても好きなのでできれば紙で手元に置いておきたいがなかなか難しい。将来家を建てるときは大きな本棚を置ける部屋が欲しいものである。 ぼちぼち桜でも咲いているかなと公園によってみる。桜の気配はない。ベンチに腰掛けさっきよったコンビニで買った唐揚げをほおばり、遊ぶ子供た
