昨日と同じスーパーには二度と戻らないという現実がなんだか悲しかった 3月も残すところ10日間。 今日もまた街中には、晴れ着姿の若者を多く見かけた。大学の卒業式だろう。 僕はといえば、業界的に3月締めの仕事が多く、いわゆる"繁忙期"というやつのど真ん中にいた。 ここで重要なのは、「いる」ではなくて「いた」としていることだ。 会社に入って初めての繁忙期は、そこそこに忙しくて、自分の仕事の終わりを見据えることができずに、ただただ上司の様子を伺いながら一緒に働いていた。「絶対無理、どうやってこの複数の案件を終わらせるのだろう」なんて疑問に思うくらいには、どうしようもなかったけど、終わってみればちゃんと終わる。それは、いままでの人生と同じで、これからの人生もきっとそう。振り返ってみれば、全部ちゃんと終わるのだ。 すべてが終わったのは、つい昨日で、その最後の仕事を片付けた瞬間に手元の仕事は無くなってい