日本のGDPが中国に抜かれたとマスコミは騒いでいるが、中国の人口を考えれば遅かれ早かれ中国に抜かれるのも、中国がいずれアメリカを抜くのも、いずれも当然だろう。 問題は、日本の国民1人あたりのGDPが次々と先進各国に抜かれていることだ。 1993年には世界で2位だったのが、その後年々順位を下げたわけだが、1993年といえば細川連立内閣が発足した年だ。実質的に小沢一郎がコントロールしていたといわれるこの政権は、その前の宮沢政権とは異なり、新自由主義色の強い政権だった。以降、自社さ政権になってからの橋本龍太郎政権や2001年からの小泉政権など、日本経済を強烈に破壊した政権が次々と現れ、彼らの悪政が大きな原因となって日本の1人あたりGDPの順位はどんどん低下していった。国民1人あたりGDPの上位には、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンといった北欧諸国が名を連ねていて、日本はその後塵を拝している
先日、日経産業新聞を読んでいたとき、一面に出ていた世界の都市GDPランキングが目に飛び込んできた。 PWCCが出している試算らしいが、以下のとおり。(リンク先に30位までのランキングがある) なんと、東京が2008年の試算で、さらには2025年の予測でも世界で一位になってる。 2位がニューヨーク。 国別のGDPでは、去年くらいから中国に抜かれて3位に転落。 さらに先々週は、日本国債も格下げされて、あのスペインより下になっちゃったし。 「あー、もう世界の経済ランキング系では日本はダメだね~。 こうなったら目指すはナンバーワンよりオンリーワン?(←古い)」 なんて気持ちになっていたが、こんなところに1位が残っていたか!という感慨。 それにしても、次なる疑問は 「何で国別GDPでは米国、中国に次いで世界3位なのに、都市別では東京が1位なの?」 ということじゃないだろうか? 1. 世界に誇る広大な
成長するばかりが人生ではないと気づいた日本 2011年1月7日(金)08:00 (フィナンシャル・タイムズ 2011年1月5日初出 翻訳gooニュース) デビッド・ピリング 日本は世界で最も成功した社会なのだろうか? こんな問いかけはもうそれだけで馬鹿にされるだろうし、朝食をとりながらこれを読んでいる皆さんはププッと吹き出してしまうのだろう(まあ最初からそのつもりで聞くわけだが)。日本の社会は成功例なのか、だって? そんなのは、日本の経済停滞や財政赤字や企業の衰退について散々聞かされてきたことの正反対じゃないか。 日本をどう思うか、韓国や香港やアメリカのビジネスマンに尋ねてみれば、10人中9人が悲しげに首を振るだろう。ふだんならバングラデシュの洪水被災者に向けるような、痛ましい表情を浮かべて。 「あの国は本当に悲しいことになっている。完全に方向を失ってしまっている」 これはシンガポールのと
ハイテク製品などの部品に必要とされるレアアース(希土類)の豪州の鉱山の権益を日本の商社が獲得することで、現地の民間企業と大筋合意に達したことがわかった。 政府筋が23日、明らかにした。政府は経済産業省が主導してレアアースの「脱中国依存」を進めており、中国漁船衝突事件を受けた輸出規制後、初の官民協力による具体的な成果となる。正式合意すれば、日本の年間需要量の3割弱に相当する8500トン前後を数年間にわたって確保できる見通しだ。 権益を獲得するのは、日本の大手商社「双日」だ。出資総額は数百億円となる見込みで、政府は独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じて8割程度を支援する方向で検討している。国会で審議中の2010年度補正予算案にレアアース対策費として1000億円を盛り込んでおり、その一部を充てる方針だ。
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