小沢一郎民主党幹事長会見連日の報道にお疲れの様子か?=東京・民主党本部、1月12日午後【鈴木健児撮影】 資金管理団体「陸山会」の不透明な経理操作疑惑が浮上している民主党の小沢一郎幹事長が、東京地検特捜部から参考人としての事情聴取を要請されてから、12日で1週間が過ぎた。疑惑の全容解明には小沢氏の聴取が不可欠とする特捜部の判断に対して、小沢氏本人は「忙しい」などとして応じていないようだ。小沢氏がこのまま聴取に応じない場合、特捜部はどういう一手を打つのか−。 東京地検特捜部が小沢氏に任意での事情聴取を要請したのは5日。要請は、小沢氏の弁護士を通じて行われたもようだ。 これを受け小沢氏の周辺では当初、「小沢氏が聴取に応じる意向」との情報が流れた。しかし、実際には小沢氏側は特捜部に「忙しくて行けない」と伝えているという。特捜部からの要請は5日の1回きりで、再度にわたる要請は行われていないようだ。