(CNN) メキシコ湾の原油流出事故への対応に追われる石油大手BPが、米俳優ケビン・コスナー氏の力を借りることになった。同氏の会社が開発した原油分離装置を、BPが発注したという。 装置は遠心分離方式で水と油を分離し、油の再利用を可能にする仕組み。コスナー氏がCNNとの独占インタビューで語ったところによると、BPは14日、32基を発注したと発表した。 コスナー氏は1992〜93年ごろから、科学者である兄弟の協力で装置の開発を進めてきたと話し、「原油流出と闘う21世紀型の方法だ」と強調した。 装置は重さ約1.8トン。回収船に搭載することで、1度により多くの原油回収が可能となる。「現在の作業で回収されるのは水9割と油1割の混合。装置を使えば、回収船が運ぶのは99%が原油になる」と、コスナー氏は語る。 同氏は先週、下院委員会の公聴会で装置について説明し、「この技術を提供する者が私だというのは意外に