世の中にあるありふれたインターネットメディアをどうにか組み合わせて売る日々。 某広告代理店で追随を許さぬトップセールスマンに輝いていた秋山の中で違和感が生まれていた。 「自社でメディアを持つことで他社を出し抜ける!」 緻密に練り上げた企画書で提案したものの、社の方針と合わず、敢えなく却下。 しかし思えば、それがきっかけだった。 ならば、自分でやってやる! 秋山の考えに賛同する外部の会社社長2人の協力の下秋山は、 たった一人での船出を決意したのだった!!! ぜったいに日本一のメディアカンパニーを創ってやる! 一方、秋山の古巣・某代理店に残っていた渡辺の中には違和感だけが残っていた。 秋山さんの提案なら間違いなく勝てたのに どうして会社は受け入れなかったんだろう…。 渡辺は秋山の直属の部下で、営業を新卒入社の頃からビシバシしごかれていたため、 秋山のスゴさは身に染みていた。 さらに