前述*1のように Makefile は非常に簡潔に記述できます.ただし,簡潔なMakefileを記述するためには make の仕組みを理解する必要があります. 結論から言うと, make は 簡潔な生成ルールのみを記述したMakefileから, 実際に必要となる詳細な生成ルールを自動的に生成します. 自動的に生成されたルールを確認するには $ make -p と "-p" オプションを付けて make を実行します. 以下, hoge.c から hoge を生成する場合 hoge.c と fuga.c から hoge を生成する場合 の二つの具体例を挙げて,説明します. 前準備 Makefile と hoge.c を用意します. Makefile all: hoge hoge.c int main() { return 0; } make -p の実行 $ make -p > log 大量