「キャリーバッグを引いて歩いていた人が目の前でいきなり止まり、バッグで転んでしまった」「バッグを引いてバカンスに向かう子ども連れの傍若無人な振る舞いが堪えがたい……」、キャリーバッグをめぐるトラブルは、日本だけでなく世界のあちこちで起こっているようだ。 ところが、日本以外の国々で「キャリーバッグを持っての移動の際は周りの人々に気を配って」といったアナウンスや張り紙などに出合うことはまれだ。はたして、外国ではどんなトラブルが起きているのだろうか。英国で旅行用バッグをオンライン販売するローリング・ラゲージ社では、キャリーバッグやスーツケース、大型のリュックサック(バックパック)による公共交通機関でのトラブルについて、詳細にわたる調査を行っている。この統計を使って、英国など欧州におけるキャリーバッグを取り巻く問題について分析してみよう。 7割以上がキャリーバッグで嫌な思い キャリーバッグの取り扱
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