東芝の西田厚聰社長は5月8日開いた経営方針説明会で、成長が見込まれるSSD(Solid State Drive:半導体ドライブ)市場で「最低でもシェア50%は取りたい」と話した。同社が世界大手として注力するNAND型フラッシュメモリの成長アプリケーションとして期待をかけ、2009年には512Gバイトタイプまでラインアップを拡充する計画だ。 同社は3月、128Gバイトの自社製SSDを搭載するノートPC「dynabook SS RX」シリーズの新モデルを発売した。ノートPC向けSSD市場は2011年までに年平均4倍の勢い(ビットベース)で成長すると見ており、HDDからの置き換えが本格的に進むと期待している。 同社のSSDは、多値化技術による大容量、独自のコントローラ技術による高速性などで優れているという。128Gバイトまでの製品では、書き込み速度は最大40Mバイト/秒(HDD比で1~2倍)、読