レモンやミカンの果汁で文字を書いて、乾いた後から火にあぶると文字がうっすらと浮かび上がる――。小学校のころにやった「あぶり出し」の実験だ。実は現代の日本では、あるペンを使ってできるのだ。 レモンやミカンの果汁で文字を書いて、乾いた後から火にあぶると文字がうっすらと浮かび上がる――。小学校のころにやった「あぶり出し」の実験だ。まっ白い紙に浮かび上がる文字がミステリアスで、何度も繰り返したのを覚えている。 温めて文字を消すには さて、そんなあぶり出し。実は現代の日本では、あるペンを使ってできるのだ。1つは、パイロットの「FRIXION(フリクション)」シリーズを使うこと。Biz.IDでもこのペンを使って実験している。 もともとフリクションは書いた文字をこすると、その摩擦熱で文字が消えるという特殊なインクを使っている。だが、マイナス10度程度の環境ではいったん消えた文字が“復活”するのだ。この特
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