このコラムについて 「地球危機」発 人類の未来 世界は異なる文化、経済や技術の発展度合いの違いなどがまだら模様をなしているが、世界が本当に発展していくには共生、共存の思想の共有が欠かせない。20世紀型発展はしばしば人類の暴走を生んだが、グローバル化が進む21世紀だからこそ、平和や人権と並んで「持続可能な発展」という共通の倫理感が強く求められるのではないか。 筆者は新聞記者、大学研究者、外交官など立場を変えながらも、40年以上にわたり、一貫して地球環境問題を追ってきた。 国際化の波のなかで、ビジネスパーソンもこれまで以上に世界の持続可能性を意識していくことが重要になる。筆者のグローバルな視野と感覚に基づいたレポートは、21世紀の世界が進むべき道を考えるうえで貴重なヒントを与えてくれるだろう。