浦和のFW原口元気(23)が、ドイツ1部のヘルタへ完全移籍することが22日、決定的となった。浦和と原口の契約は来年1月末まで残っているが、ヘルタが移籍金を払って獲得する方向でクラブ間交渉が最終段階に入った。7月15日までのJ1リーグ戦の中断期間中に契約となる見通しだ。 【写真】同僚GK西川は代表でW杯第1GK狙う 原口は今季から背番号9を背負い、リーグ戦の中断前の首位ターンに貢献した。得意のドリブルだけでなく、相手DFラインの裏への飛び出し、中盤の左サイドで起点になるなどプレーの幅を広げた。ジュニアユース時代から所属する浦和への愛着はあるが、成長するために環境を変えたいという思いもあるようだ。 W杯のメンバーからは漏れた原口だが、4年後のロシア大会に向けて新たな1歩を踏み出すチャンス。交渉の進展次第では、6月1日ナビスコ杯の名古屋戦(埼玉ス)が浦和での最終戦となりそうだ。