物腰柔らかな文体と遅読家に向けたであろう読みやすい文章のおかげですらすら読めました。自分は遅読家のはずなのですが数時間で読みきれる程度の内容です(というと失礼かな?)。 主に新書やビジネス書のようなある程度フォーマット化された本を読むための読書術について書いてあります。もしかすると遅読家の人以外にも参考になるような箇所があるかもしれません。 読書術についてはどこかで見聞きした方法が多く、 インプットだけじゃなくアウトプットも大切(本書では「息を吸ったら息を吐く」と表現) はじめにや目次を読んで傾向を知ろう のような部分は遅読家にとっては耳タコなものから、 気になったところは紙にそのまま引用する(1ライン・サンプリング) 読み終えたら1ラインサンプリングの中から最高の1行を選ぶ(1ライン・エッセンス) 短いレビューを書く(1ライン・レビュー) レビューが12冊分たまったら、レビューを見返す(