ベアリング大手のミネベアの成長ぶりが目覚ましい。5月9日に発表した2014年3月期決算は、売上高が過去最高の3715億円、営業利益は前期比3.2倍の321億円だった。 ベアリングは「産業のコメ」とも呼ばれる部品で、自動車や航空機、家電製品の回転部分に組み込まれ、動きを滑らかにする。同社の主力品はミニチュアボールベアリングで、自動車の電装品やOA機器に多く使われている。中でも好調なのが自動車向けだ。 高級車は使用数が倍以上 「われわれのサイズのベアリングは、一般的な国産車であれば1台当たり20個。だが、ドイツの高級車だとそれが45個になる」。ミネベアの貝沼由久社長はこう話す。 近年、メルセデス・ベンツやBMW、アウディといったドイツの高級車は販売が好調だ。自動車の電動化や小型化という流れは加速している。また、乗り心地や駆動性を追求すれば、モーターなどに組み込まれる形でミニチュアベアリングのニ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く