三菱商事は、今、日本発の水メジャーを目指しています。水メジャーとは、上下水道、産業用排水処理施設など先進国、途上国のあらゆる水事業に柔軟にソリューションを提供できる水の総合会社を言います。なぜ、商社である我々が水メジャーを目指すのか。それは、水の問題を解決することが、今、日本で、世界で求められているからです。 ここで、水メジャーとは何か、具体的に説明しましょう。 水事業には、利水・造水(海水淡水化など)、浄水、配水・給水、下排水処理など水循環プロセスに応じて多数のビジネス領域が存在します。施設保有、事業運営・維持管理、メンテナンスなどの対顧客サービス分野と多岐にわたる中で、これら水に関わる複数のビジネス領域を垂直統合的に扱うのが「水メジャー」と呼ばれる企業です。 現在、世界の水ビジネス市場には、2つの巨大な水メジャーが存在します。フランスのヴェオリア・エンバイロメント、GDFスエズです。