子どもが読んでいた絵本にとても感銘をうけたので紹介する。 はじめてであう すうがくの絵本 (1) 作者: 安野光雅 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1982/11/20 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (29件) を見る 本書は足し算や掛け算をの正確さや早さを訓練するような算数ドリルとは異なり、数学的な考え方を身につけることを目的にしている。大人向けのあとがきで、著者は次のように書いている。 もし数や図形を教えるだけなら、ほかにもよい算数の本はたくさんあります。 算数だけでなく、他の学問全般に共通する考え方を教え、発見や想像の喜びを分かちあい、たまには迷路にさそいこんでくやしがらせる、そんなおもしろい本はできないものか、と考えたのです。 この「学問全般に共通する考え方」は社会人に求められる問題解決力の向上にもつながるものだ。機会があった