「どの国が今日の世界経済をけん引しているか」と言う問いに対して「アメリカ」と答える人の割合が2008年と2017年で比較して増えているのは日本とアメリカとレバノンだけで、その増加量も割合自体も日本はアメリカより大きい。日本はアメリカ以上に「アメリカがけん引している」と思っている。 元データの中で、日本は一番「アメリカがけん引している」と思ってる割合の増分が大きく、「中国がけん引している」と思ってる割合の増分が小さい(唯一の増加していない国が日本) 世界経済のけん引役として「アメリカ」をあげる回答が61%に達する一方で、「中国」が19%にとどまるわが国の状況はやはりかなり特異である。この極端な対比はアメリカをも上回り、同様の構造を有する国はインドやベトナムなど、中国の拡張主義的な行動に悩まされる国に限られる。日本の中国に対するイメージは、世界からみるとかなり特異な部類に入り、それを共有してい