<ざっくり言うと> 「ハングルは日本人が広めた」という言説が広がっているが、誇張とご都合主義解釈が過ぎる。井上角五郎ら日本人の努力もあったが、金允植ら多数の朝鮮人の努力もあり、併合前に学校教育が始まり、公文書にハングルが用いられ、ハングルの新聞や小説が発表されていた。併合後、小学校で朝鮮語は必修であったが、週3時間程度で、全体の約9割の授業は日本語で行われた。最終的にはその週3時間の朝鮮語授業も廃止された。朝鮮語の正書法の作成は、併合前から始まっていた。最初の朝鮮語辞典は1920年に朝鮮総督府が作ったものだという言説が広まっているが、朝鮮総督府が作った朝鮮語辞典は韓日辞典であり、朝鮮語の国語辞典ではない。朝鮮の学校教育は朝鮮人を「天皇の忠良な臣民」にすることを目的に行われた。支配末期には朝鮮語学会の弾圧も行われた。朝鮮人が自主的に開いた夜学での識字教育が行われていた。 目次 「ハングルは日
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