米津玄師、に、説明はもういらないだろう。2018年10月27日、28日の2日間、いまや日本の音楽シーンを代表するようになった存在を追い求め、何年も前から彼を知る人、ここ最近で彼に魅了され始めた人、すべての人がさまざまな想いを抱えて足を運んだのは、…
愛知県豊橋市内にある日本車輌製造(日車)豊川製作所。今から5年前、N700系新幹線や東京メトロ銀座線、名古屋市営地下鉄鶴舞線といった国内向け車両に混じって、見慣れない先頭形状の車両が製造されていた。白地に赤く彩られた車両は台湾鉄路管理局(台鉄)向けの特急列車「プユマ号」に使われるTEMU2000型。豊川製作所は2012年から2015年にかけて152両を製造した。 作業員がほぼ完成したTEMU2000型の運転席をくまなくチェックしている。車両の上には「品質こそ生命、一作業・一清掃の徹底」という看板が掲げられていた。 そのスローガンはかけ声倒れだったーー。 「台鉄がチェックしているはず」 10月21日に台湾で起きたプユマ号の脱線事故は18人が命を落とす大惨事となった。運転士によるスピードの出し過ぎが事故の原因とみられているが、車両の安全装置「自動列車防護装置(ATP)」に設計ミスがあったことを
元徴用工に対する賠償を認めた韓国・大法院(最高裁判所)の判決には、さすがに韓国政府も当惑しているようで、10月30日の段階で出されたのは李洛淵(イ・ナギョン)首相の「司法の判断を尊重し、関係省庁や民間の専門家などと諸般の要素を総合的に考慮して対応策を講じていく」というコメントだけである。11月1日は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国国会で施政方針演説をしたが、判決には一切、触れなかった。 韓国政府にしてみれば大法院の判決を否定するわけにはいかない。かといって判決をそのまま認めれば日韓関係が立ち行かなくなる。身動きの取れない状態に追い込まれ、しばらくは国内世論などの動向を見極めようとしているようだ。 この判決を放置すると日韓関係は大きく傷つく しかし、この判決を放置してしまえば、日韓関係が大きく傷つくことは間違いない。 1951年に始まった日韓の国交樹立のための交渉は、植民地支配の合法性や
韓国大法院(最高裁)が、戦争中に日本企業で働かされた韓国人の元徴用工らへの賠償を日本企業に命じる判決を下した。最高裁まで争うような訴訟はどれでも同じだが、提訴から10年以上の年月を経ての判決確定である。判決の内容が日本の感覚で理解できないことは論をまたず、韓国司法ひいては韓国社会に対する不信感を日本国内であらためて強めてしまった。その点について今さら書いても仕方ないようにも思うので、今回は別の観点で考えてみたい。 私がいま「あれ?」と思っているのは、この問題はどうも大法院判決ですら一つの通過点でしかないようだということだ。私は今まで、大法院判決が出れば物事は終わるというイメージを持っていた。日本の最高裁が違憲判決を出せば、その条文は事実上すぐに効力を失うではないか。無意識のうちに、それと同じだと思い込んでいたのだ。 だから徴用工訴訟について話をする時にも、「大法院で賠償命令が確定したら大変
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