「障害のある子」だけ預かる里親になったワケ 閑静な住宅街の一角にある、二階建ての一軒家。可憐な花に彩られた玄関周り、あたたかな雰囲気が漂う「坂本」と表札がかかるこの家には、「坂本」と異なる姓を持つ子どもが5人暮らしている。ここ「坂本ファミリーホーム」は、何らかの事情で親と暮らせない子どもが、里親に育まれながら成長していく場所だ。 ※「ファミリーホーム」とは2009年に創設された制度で、養育者の住居で5〜6人の里子を育てる、里親を大きくしたようなもの 私にとっては3年ぶり、そしておそらく6回目となる来訪だった。里親の坂本洋子さん(67歳)が、明るい笑顔で迎えてくれる。リビングには家族旅行の集合写真や、それぞれの子の七五三や卒業式などの写真、子どもたちの作品が壁に飾られ、足を踏み入れただけで、愛情に満ち溢れた、あたたかな雰囲気を肌で感じた。 小柄ながら、いつもパワフルな“みんなのお母さん”であ
特集・子どもの虐待 (3)「僕がつくる新たな家族〜元・里子のファミリーホーム〜」初回放送日:2020年2月18日 虐待や養育拒否などで親と暮らせない里子たちを育てる「ファミリーホーム」に密着。東京都内に、自ら養育者になろうとしている元里子がいる。坂本歩(すすむ)さん、25歳。大学生でありながら、里子たちの「親代わり」として、身の回りの世話をしている。里親の洋子さんは子どもたちを優しく受け止める方針だが、歩さんは意外ときびしい。元里子の経験を持つ歩さんが、里子たちと作る家族の形を見つめる。
<男児・男性とは異なる女児・女性のADHDのサインについて、専門家が明かす> ADHD(注意欠如・多動性障害)は全世界の成人のうち約3%いるとされるが、多くの人が診断を受けておらず、女性はその傾向が顕著になっている。 アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、男性は女性のほぼ2倍の多さでADHDと診断されているが、女性の約75%が未診断であるという。 少女や女性に見られる最も一般的で見落とされがちなADHDの徴候について、心理学者のジャニナ・マシュケ博士は次のように本誌に語った。 「ADHDは、男児と女児では異なる形で現れることが多いのです。女の子は内向的であることが多いに対して、男の子は外向的な行動を取る傾向があります。その結果、学校で他の生徒を邪魔するなど症状がわかりやすく、男児のほうがADHDと診断されやすくなる一因になっています」 女の子の内向的な行動は「内気」や単なる「関心の欠如
国連安保理の説明はできるのに、名前が書けない 全般的に知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、さまざまな困難に直面している状態――文部科学省は、LDについてこう定義する。 そうしたLDの子どもたちの支援を行う一般社団法人読み書き配慮代表理事の菊田史子さんは、LDの子を持つ母でもある。息子の有祐さんの幼い頃について、こう振り返る。 「有祐が4歳の頃、ニューヨークに滞在していたのですが、有祐の姉の自由研究で国連本部を訪れたことがありました。日本語の通訳付きで案内してもらって帰宅すると、有祐が『安保理ってね、勝ったチームしか入れてもらえないの。でも日本は世界で2番目にお金を出しているんだよ』といき
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