(英エコノミスト誌 2012年3月24日号) アップルは偶像的なブランドだ。今では投資先としても崇拝の対象になっている。 3月16日に発売された米アップルの「新型iPad(アイパッド)」は、これまでに発売されたタブレット型端末の中で最も人気の高い機種となっている。発売からわずか4日間で販売台数は300万台を突破した。 しかし、一部の購入者はウェブ上のディスカッションフォーラムで、新型iPadは過熱しやすいと報告している。同様に、アップルの株価についても、過熱しすぎではないかとの議論がある。 アップルの株価は過去1年間で83%上昇した。2012年に入ってからだけでも約50%値上がりしている。アップルは現在、株式時価総額で突出した世界最大の企業で、その額は約5650億ドルに達している。時価総額が4080億ドルにとどまる米エクソンモービルをはるかに凌ぐ。 年初からの時価総額の増加は1870億ドル