ゲーム開発費の留まることのない増大に伴うリスクを、海外市場進出することで分散しようと、他国の文化・言語に合わせるローカリゼーションが注目を集めています。昨年からGDCに加わった分科会の「ローカリゼーション・サミット」は、大作RPG開発で定評のあるバイオウェアによる講演「Localizing Large RPGs」で幕を開けました。 壇上に上がったのは『Mass Effect』担当ローカライゼーション・プロジェクトマネージャー、ライヤン・ウォーデン氏と、ローカライゼーション・ツール・リードプログラマーのクリス・クリストウ氏です。二人は、このように多額な予算が投じられ、大規模なスケールを持つタイトルを5〜10カ国語以上でリリースする上で、同社がどのようにしてローカライズ・プロセスを進めているか、そのシステムを紹介しました。 バイオウェアタイトルの特徴は、ゲーム内に大量の選択肢が登場し、プレ