米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9日、米ソフトウエア大手マイクロソフト(MS)がインターネット通信大手スカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルク)を最大80億ドル(約6400億円)で買収する見通しになったと報じた。 MSはネット関連サービスを強化し、米グーグルやアップルに対抗する狙いがあるとみられる。MSの携帯電話向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズフォン7」との相乗効果を目指す。 スカイプは2003年設立。ネットを使って利用者同士が無料で通話できるほか、一般の電話にも低料金でかけられるのが特徴。月間の平均利用者数は1億2400万人に上るが、無料の利用者が多いため経営は厳しく、10年は700万ドルの赤字だった。 所有する投資家グループが株式公開を目指していた。(ニューヨーク共同)