野菜の主な移行係数 農林水産省は27日、野菜や果実が成長段階で土中の放射性セシウムを吸い上げる比率を公表した。イモ類で高く、果実は低かった。農水省は「土壌検査で高い濃度のセシウムが検出された畑では、イモ類などが収穫時に基準を超える恐れがある」としている。 公表されたのは、野菜や果樹が土壌からセシウムを吸い込み、収穫時に実などの食べられる部分に移る比率(移行係数)。本格化する夏野菜の作付けを前に、農水省は作物が根からセシウムを吸い上げることに注目。汚染された作物が生産・流通する危険性を減らし、収穫・出荷時の検査の必要性を判断するために、主に海外で得られたデータから比率を公表した。対象は野菜類17品目と果実類4品目。 比率は、品目ごとの平均値と、それぞれの最小値と最大値を示した。最大値でみるとサツマイモは0.36、ジャガイモは0.13と高く、葉物野菜や果実などは低かった。
新手法で皮をむいたニホングリの新品種「ぽろたん」。渋皮がきれいに取れている=茨城町の茨城県工業技術センター 全国一のクリの収穫量を誇る茨城県。クリを加工する際には、渋皮をむく作業が大変だ。そのため、渋皮をむきやすい新品種「ぽろたん」が注目を集める。県工業技術センター(茨城町)は、ぽろたんをさらに早く大量にむく手法を開発した。この手法は、17日に行われた成果発表会で報告された。同センターの関係者は、この技術がクリの新しい消費につながると期待している。 同センターの吉浦貴紀主任研究員にぽろたんの皮むきを見せてもらった。皮が二枚貝のように開き、黄色の中身がきれいにぽろっと出てきた。皮の側に身は全く残っていない。吉浦さんは「特別な技能はいりません。誰にでもむけます」とにこやかに語った。 クリ加工品の甘露煮などを作る際には、渋皮をむかなければならない。手作業で刃物でむくと1人が1日で処理できる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く